社葬を行う
意義と目的
意義と目的
1. 故人の追悼
会社の発展に貢献した故人を偲び、その功績を讃え、感謝とともに弔意を表す厳かな儀式。2. 社外への広報
お客様やお取引先などの関係者に会社の新体制・方針を示すことで、信頼関係を継続できる。3. 社内の結束を高める
社葬を一致協力して行うことで、社員の結束、一体感を高める重要な機会となる。
[ 社葬の具体的準備 ]
1. 葬儀実行委員会の編成と役割分担
進行要領として決めること
●式次第・タイムスケジュール
●立礼者の決定
●席次・拝礼順の決定
●経歴書の作成
●弔辞者・指名献花者・来賓の決定
2. 式場レイアウトと動線の決定
式場見取り図を参考に、ご遺族や宗教家、来賓の控室、受付の場所など動線を考慮しながら式場レイアウトを決定します。雨天の場合も想定しておきましょう。
式場レイアウトと導線の考え方(参考例)
席次の考え方(参考例)
3. 祭壇・遺影・メモリアルコーナーの準備
故人がお好きだった花をあしらったり、その方の人柄を表す装飾などを施した祭壇は、社葬を印象的なものにしてくれます。
写真や遺品の展示、メモリアル映像の放映は、故人の思い出を振り返るきっかけとなり、会社の歴史を伝えることができます。
■祭壇のデザイン
葬儀社と相談の上、祭壇を決定します。
生花祭壇は、故人がお好きだった花を用いたり、会社をイメージする色や形をベースに作ることができます。
白木祭壇は伝統的で、荘厳な儀式を営むことができます。
生花祭壇
白木祭壇
■遺影の選定
遺影は会葬者の記憶に残る大切なものです。
会社だけで選定するのではなくご遺族と相談の上、その方の人柄が偲ばれる写真を選ぶとよいでしょう。
■メモリアルコーナーと生演奏
メモリアルコーナーを設置し、故人の思い出の写真、経歴や功績を表す遺品を展示します。故人のお好きだった音楽を生演奏で献奏したり、メモリアル映像を作成し放映する場合もあります。メモリアルコーナーの写真や遺品は、会社で保管しているものだけではなく、ご遺族が保管している写真などをお借りする場合もあります。
叙位叙勲の準備
叙位叙勲は、故人の生前の長きにわたる国家または公共に対する功績を讃え授与されるものです。
拝受された位記(勲記)を社葬当日 祭壇に飾り会葬者にお披露目することは、ご家族にとっても名誉と誇りになります。
■叙位叙勲の申請
都道府県または市町村に関係書類(功績調書、履歴書、死亡診断書等)をご逝去から7日以内に提出します。
故人の功労が叙勲または位記を受章するにふさわしいと判断した場合、関係書類を整えます。手続きはご家族が行う場合もありますが、故人の会社や関わりのある団体が行っています。
関係書類の提出後、20〜30日以内に開かれる閣議に諮られます。その後、天皇陛下御裁可により叙位・叙勲が決定します。決定は内閣府から市町村に連絡されます。
※申請手続きはご逝去後、早めに行いましょう。
位記
勲記
社葬の形態
密葬について
社葬、お別れの会の前に行う、
密葬についても承ります
詳しくはこちら
社葬・お別れの会・
合同葬の流れ
合同葬の流れ
1
密葬・社葬の事前準備
万一の時に備え、総務・人事・秘書のご担当者は、事前にさまざまなことを準備する必要があります。内密に準備を進めるケースや、ご家族を交えて相談する場合もあります。事前に準備をしておくことで、会社の方針が尊重された社葬を行うことができます。
詳しくはこちら
2
3
密葬
密葬とは、社葬(本葬)の前にご遺族が主体となり近親者や個人的な関係者で執り行われる葬儀のことをいいます。密葬は今後の社葬へとつなぐ大切な儀式です。ご遺族、会社、葬儀社との綿密な打合せが必要となります。
詳しくはこちら
4
5
6
7
社葬終了後の対応
社葬終了後、総務・人事・秘書のご担当者が行うことは、御礼のご挨拶から各種名簿の整理保管、記録整理、経理上の処理まで多岐にわたります。これらの事後処理を丁寧に行うことが、会社にとって重要です。
詳しくはこちら
リスクマネジメントです。
総務・人事・秘書の実務担当者は
万が一に備え、事前に準備して
おくことが重要です。
社葬セミナー
のご案内
のご案内
社葬セミナーでは、最近の社葬・お別れの会・合同葬の傾向についての事例を紹介しながら 事前準備の重要性を、具体的にご説明いたします。 総務・人事・秘書の担当者様の危機管理として、ぜひご参加ください。
直近開催
2024-11-20 (水) 15:00-17:00
- 徹底した危機管理
- 経験と実績で
的確なアドバイス - 経済性と明確な費用