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社葬・お別れの会における議事録例
社葬取扱規程の役員会議事録
社葬準備の第一歩となるのが、社葬取扱規程の作成です。事前準備として極めて重要な規程で、役員会の合意を得て取り決めます。社葬の対象となる方、会社が負担する費用、葬儀委員長など基本的な規程をきめ、社内の共通認識としたものです。
社葬取扱規程の作成によって、社葬規模、葬儀社の選定、式場・日程の決定、概算予算、社葬の形態、葬儀委員長の決定など具体的な基本方針が決まります。また、規程を作成しておくことで、ご逝去直後の対応から社葬執行までの細かな準備・実施をスムーズに行うことができます。
下記の通り、社葬取扱規程の作成に携わった役員会議事録を作成し記録として残しておくことが必要です。
役員会議事録
〇〇年〇月〇日午前〇時〇分より、当社会議室において、役員会を開催した。
出席役員 〇〇名(全役員〇〇名)
代表取締役〇〇 〇〇は、議長に選出され、下記の議案につき検議に入った。
【議案】
社葬取扱規程制定の件
【決議内容】
上記の議案につき議長から制定の趣旨に関し説明があり、その内容について逐条的審議したところ、出席した役員全員の賛成をもってこれを可決した。
以上により、本日の討議を終了したので議長は閉会を宣し午前〇時〇分散会した。以上の決議を明確にするため、この議事録を作成し、議長および出席役員がこれに記名捺印する。
〇〇年〇月〇日
株式会社〇〇〇〇
議長・代表取締役 〇〇 〇〇 印
出席役員 〇〇 〇〇 印
〇〇 〇〇 印
〇〇 〇〇 印
〇〇 〇〇 印
〇〇 〇〇 印
① 役員会開催日時、開催場所の記載
② 出席した役員人数の記載
③ 役員会開催にあたり、議長に選出された方の役職・氏名の記載
④ 役員会で行う議案内容の記載
⑤ 議案に基づいた決議内容の記載
⑥ 議長はじめ出席役員の署名・捺印
社葬決定の臨時役員会議事録
社葬を行うためにはまず、臨時役員会を開催し、「臨時役員会議事録」を作成します。密葬から社葬の実施まで約40日前後ですから、訃報が入ったら速やかに役員会を開催することが必要です。この「臨時役員会議事録」がないと、社葬経費として認められない場合があります。
社葬を行うことが決定したら、ご遺族に会社の意向をお伝えし、意思確認を行います。ただし、ご遺族が社葬を辞退された場合は、ご遺族の意思に従う場合もあります。
臨時役員会議事録
〇〇年〇月〇日午前〇時〇分より、当社会議室において、役員会を開催した。
定刻、専務取締役〇〇 〇〇は議長席に着き、開会を宣し、次のとおり定数に足る役員の出席があったので、本役員会は適法に成立した旨を告げた。
出席役員数
出席役員
〇〇名
議案 故〇〇 〇〇の社葬執行の件
議長は、去る〇〇年〇月〇日に逝去された、故〇〇 〇〇氏の葬儀執行については、故人の生前に置ける役職および功績を総合的に勘案し、社葬取扱規程第2条を適用し、次のとおり執り行いたい旨を述べた。
慎重審議の後、議長がその賛否を議場に諮ったところ満場一致をもってこれに賛成した。
よって議長は、本議案は承認可決された旨を宣した。
記
1.
日時
〇年〇月〇日
葬式・告別式 午前〇時より
1.
会場
〇〇〇〇会館
1.
執行範囲
社葬取扱規定第4条 社葬(1)を適用する。
1.
費用
社葬取扱規定第5条 社葬(1)を適用する。
1.
葬儀委員長
社葬取扱規定第6条を適用する。
代表取締役会長 〇〇 〇〇
以上をもって本日の議事が終了したので、議長は午前〇〇時〇〇分閉会を宣した。
上記決議を明確にするため、本議事録を作成し、出席役員全員が次に記名押印する。
〇〇年〇月〇日
株式会社〇〇〇〇
議長・代表取締役 〇〇 〇〇 印
出席役員 〇〇 〇〇 印
〇〇 〇〇 印
〇〇 〇〇 印
〇〇 〇〇 印
〇〇 〇〇 印
① 臨時役員会開催日時、開催場所の記載
② 臨時役員会の議長の宣言内容と出席役員者の記載
③ 臨時役員会で行う議案内容の記載
④ 社葬執行の決定とその理由の記載
⑤ 社葬の日程が決まっている場合は記載
⑥ 社葬実施の会場が決まっている場合は記載
⑦ 社葬取扱規程第4条の執行基準に基づき適用する内容の記載
⑧ 社葬取扱規程第5条の費用に基づき適用する内容の記載
⑨ 社葬取扱規程第6条の葬儀委員長に基づき選任された葬儀委員長の記載
⑩ 議長はじめ出席役員の署名・捺印
※本項目は、講談社発刊/セレモア監修『社葬のすべて』から、一部内容を引用しております。