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社葬の知識 : 社葬・お別れの会の形式
社葬とお別れの会の違い
会社が主体となって故人を追悼する場合を総じて「社葬」と言います。
その中でも「社葬」「お別れの会・偲ぶ会」と形態によって呼び方がさまざまです。
会社が行う葬儀・告別式「社葬」
会社が主体となって葬儀・告別式を執り行うものを「社葬」と言います。
多くの場合、遺族により宗教家を招いて密葬が行われ、見送られた後、本葬として社葬が行われます。社葬は宗教家を招いて行う場合と無宗教形式で行う場合があり、概ね密葬から40日前後、四十九日の法要の前に行われるのが一般的です。
密葬は近親者のみで執り行うことが多く、あくまで遺族が主体となる葬儀です。密葬に取引先の関係者などが多く会葬されると、遺族だけでは対応しきれません。会社としても、密葬の日時などが漏れ伝わらないよう情報の管理に最新の注意を払い、速やかに社葬の実施を通知することが重要です。
自由な形式の「お別れの会・偲ぶ会」
「お別れの会・偲ぶ会」は、社葬と同じように、密葬後に日を改めて行われます。
儀式に重きをおいて厳粛な雰囲気で執り行う「社葬」に対し、「お別れの会」は、宗教にとらわれない自由な形式で行われます。
お別れの会は、式典を中心とする場合や、おもてなしの会食をメインとする場合など、そのあり方はさまざまです。会場も葬儀専用式場以外に、ホテルなどで行われることもあります。
自由な形式で行われるのが「お別れの会・偲ぶ会」の特徴ですが、ホテルを会場にして受付・献花を行い、あとは会食のみとした場合でも、新体制の紹介や今後の会社の方針をきちんと伝えることは大切です。
どのような形式にするにせよ、何のために社葬を行うのか、その目的について、常に念頭に置いておく必要があるでしょう。
※本項目は、講談社発刊/セレモア監修『社葬のすべて』から、一部内容を引用しております。
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