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社葬の知識 : 社葬・お別れの会の形式
社葬と合同葬の違い
「社葬」は、会社が運営の主体となって執り行う葬儀・告別式です。
多くの場合、遺族により宗教家を招いて「密葬」が行われ、荼毘に付された後、「本葬」として社葬が行われます。
社葬は、宗教家を招いて行う場合と無宗教形式で行う場合があり、概ね密葬から40日前後、四十九日の法要の前に行われるのが一般的です。
密葬は近親者のみで執り行うことが多く、あくまで遺族が主体となる葬儀です。密葬に取引先の関係者などが多く会葬されるとご遺族だけでは対応しきれません。
会社としても、密葬の日時などが漏れ伝わらないよう情報の管理に細心の注意を払い、速やかに社葬の実施を通知することが重要です。
「合同葬」は会社と遺族がともに通夜・葬儀・告別式を執り行います。合同葬は密葬・本葬を分けず、遺族の意思・宗旨を反映した葬儀となり、荼毘に付すまで執り行います。
故人が亡くなられてから5日~1週間前後に行われるため、準備期間は短く、その中で関連会社へ葬儀日程などの連絡を行い準備・調整を進めていきます。
また、合同葬には、2つ以上の企業や団体が合同で行う場合もあります。費用については、均等に負担する場合もあれば、会社の規模、故人の勤続年数や役職などを考慮して、費用負担を決めることもあります。どこか一社が主軸となり、情報を共有しながら準備を進めることが大切です。
※本項目は、講談社発刊/セレモア監修『社葬のすべて』から、一部内容を引用しております。
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