社葬の知識 : 社葬・お別れの会の準備
社葬の社内通達
新聞などに訃報記事が出ると、外部からの問い合わせが各部署に入りますので、社内通達はその前に行う必要があります。
まず、社内で社葬に関する基本方針を決め、社葬を担当する部署から社内通達文を各部署に出します。社外からの問い合わせに統一した回答ができるよう、社葬の日時や場所、宗教形式(仏教・神道・キリスト教・無宗教ほか)、香典や供花・供物の取り扱いについても情報を共有しておきます。さらに、社内連絡ツールを使い、社員の参列の有無やその範囲、遥拝所(遠隔地での拝礼場所)なども伝えましょう。
社内通達の内容例
社員参列の有無とその範囲の決定
社員の参列範囲(例:部長以上の参列など)を決定し、社内に通達しましょう。参列しない社員に対しては、朝礼などで黙祷の時間を設けることもあります。
問い合わせへの対応の統一
社葬に関する外部からの問い合わせに対し、社内で統一した回答ができるようにしましょう。主に故人名、年齢、逝去日、葬儀委員長名、喪主名、日程と場所、香典、供花・供物の取り扱いについてです。
基本方針の内容通達
社内で決定した社葬規模や、式場・日時、社葬までのスケジュール、香典、供花・供物の取り扱いなど、基本方針の内容を社員に通達します。社内における担当者連絡先も記しておきましょう。
遠隔地での拝礼場所
社員や一般の方が参列する場所として、遥拝所を支社や工場などに設けることもあります。遺影や花を供えた祭壇を用意するとよいでしょう。
※本項目は、講談社発刊/セレモア監修『社葬のすべて』から、一部内容を引用しております。
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