弔辞の依頼
弔辞は、故人への最後のお別れの言葉です。弔辞者(奉読者)は重要な取引先や友人代表、社員代表など、故人と深いつながりのある方の中から慎重に選び依頼し、人数は3~4名が一般的です。
取引先の代表者に依頼する場合は、1社にだけに依頼をすると問題が起きてしまう可能性があるため配慮が必要です。また、公的な立場の議員や業界の組合長などに依頼する方法もありますが、弔辞の内容が重複しないように立場や関係性を考慮することも大切です。
依頼時には故人の経歴書(生年月日・学歴・職歴・公職の有無など)や会社案内をお渡しし、奉読時間は目安として3分~4分程度くらい(原稿用紙1〜2枚分)でまとめていただけるようにお願いします。
社葬の弔辞となると、それなりの方々への依頼になりますので、礼を尽くす意味からも可能な限り依頼書を持参の上、出向いて、直接お目にかかり、お願いをしていただくことをおすすめします。
依頼文面の参考例
弊社代表取締役社長 故 〇〇 〇〇 儀
〇月〇日に永眠いたしました
故人生前中の一方ならぬご厚情に深謝し、ここに謹んでお知らせ申し上げます
甚だ勝手なお願いですが、大変お世話になりました貴社〇〇様に、是非とも御弔辞を賜りたく存じます
何卒お受けいただきたくお願い申し上げます
葬儀は社葬として下記(or 左記)の通り執り行います
令和〇年〇月〇日
〇〇〇〇株式会社
住所
電話
記
一、 | 通夜 | 〇月〇日(〇) 午後〇時 |
一、 | 葬儀・告別式 | 〇月〇日(〇) 午前〇時(出棺〇時) |
一、 | 式場 | 〇〇〇〇 |
住所 | 〇〇区〇〇町〇―〇―〇 | |
電話 | 〇〇―〇〇〇〇―〇〇〇〇 | |
一、 | 喪主 | 〇〇 〇〇 |
一、 | 葬儀委員長 | 〇〇 〇〇 |
以上
また、弔辞を読んでくださった方々へは社葬後1~3日後、あまり日をあけずに御礼状を添えた品物を持参し、改めて御礼をします。
セレモアでは、不安を取り除く確かなご提案をさせていただき、ご希望を丁寧に伺い数々の経験に基づいた細やかなアドバイスをいたします。
※本項目は、講談社発刊/セレモア監修『社葬のすべて』から、一部内容を引用しております。